平家パイ

 NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、面白いですよね。最近は日曜日の放送に加えて、土曜日の再放送でもう一度見ることが習慣になりつつあります。三谷幸喜さんの脚本は、一度見ただけでは通り過ぎてしまう伏線が多いと思います。ネットニュースや口コミを見て、ちゃんと見てるのに気づかなかった事に気づき、自分の理解力の無さに亜然としています。だから2回目の再放送が面白いのです。

 いきなりですが「平家パイ」って知っていますか?昔から「源氏パイ」の存在は知っていて、時々買っていました。でも、少なくとも僕が立ち寄っている愛知県のコンビニやスーパーでは、源氏パイは売っていても、平家パイは一度も見かけた事がありませんでした。

 ところが、富士見のアグリモールにあるA・COOPファーマーズ富士見店ではこのふたつが並んで販売されているのです。

 平家パイ、美味しいです。パイの上にあるレーズンの甘さと柔らかい食感のバランスが絶妙です。源氏パイのようにカリカリじゃないけどそれがいい。源氏パイのようにハート型じゃないけど、単純な長方形が食べやすい。数ヶ月前に平家パイの存在に気づいてから、アグリモールに行く度に買っています。

 ネット情報によると、元々存在したのは源氏パイで、大河ドラマで「平清盛」が放送された年に源氏パイを販売していた製菓会社が人気を当て込んで自社製品のレーズンパイを平家パイに改名したそうです。

 最近の我が家のコーヒーのお供の定番は、源氏パイと平家パイ。妻に「源氏パイと平家パイ、どっちにする?」と聞くと、「平家は壇ノ浦で滅亡して縁起が良くないから源氏パイ。」と答えます。

 でも、「鎌倉殿の13人」を見る限りでは、源氏よりは平家の方が幸せな一族だったような気が・・・。