田舎そば 三井

 富士見町にある蕎麦屋「田舎そば 三井」に行ってきました。ネットの情報によるとこの店は基本的に予約をしなければいけないということで、前日に予約を入れました。電話をすると、優しそうなおばあさんが出られて「お蕎麦をどれだけとっておけばいいのでしょうか?」と聞かれ、咄嗟に「3人前!」と、2人で行く予定にもかかわらず答えてしまいました。

 予約の時間の30分くらい前に別荘を出て、お店に向かいました。富士見町の乙事地区にあるのですが、店舗が広い農家の駐車場の奥に位置していて、看板も控えめなのでうっかりすると通り過ぎそうな感じです。

 お店は新しく小奇麗な感じです。雨の中で庭に出て別荘の外観の写真を撮っていたので、靴とズボンはドロドロでした。(先週みたいに転んではいないのですが、泥んこのキャンディに何度も飛びつかれて・・・) 。この店は靴を脱いで畳の部屋に上がる形です。 妻がそれを気にして、「こんなにドロドロなんですが上がらせてもらっても大丈夫ですか?」などと聞くものだから、一瞬「えっ?」という感じに・・・。でも、おばあさんに笑顔で「いいですよ」と言ってもらって事なきを得ました。

 席に着くと、お茶と漬物と薬味のネギが登場。この漬物がちょっと甘めの味付けでめちゃくちゃ美味しい。お茶と漬物を交互に口に運びながら蕎麦が来るのを待つことに。

 途中、予約なしの夫婦のお客さんが来ました。おばあさんは困ったような声で「うちは予約でやっているのですが・・・。ちょっと待って下さいね。」と厨房の方へ。おそらく蕎麦の確認に行ったのでしょう。結果的にはこの飛び込みのお客さんも蕎麦を食べることができたようですが、ここはあまり多くの蕎麦を打たない店のようなので予約してから訪れた方がいいと思います。

 箸袋には「自家栽培」の文字がありました。自分の家で蕎麦を栽培し、蕎麦を打っているようです。楽しみです。

 しばらくすると3人前の蕎麦が木箱に入って出てきました。この木箱、蕎麦屋に行くと時々見かけますが、「きりだめ」と言うそうです。きりだめはもともと蕎麦を打ち、そばきりにした時に並べておいた入れ物だったようです。乙事地区にある別の蕎麦屋さん「おっこと亭」には、きりだめそばといメニューががあったので、もしかするとこの地区の伝統的な提供スタイルなのかもしれません。

 蕎麦は新蕎麦で、蕎麦の香りがものすごくしました。田舎そばというだけあって、色が黒くコシのしっかりとした蕎麦です。これはわれわれ夫婦の好きなヤツです。このブログでもいくつか紹介しているように富士見町には小洒落た感じの白い更科系の名店が多く、それはそれで美味しく満足しているのですが、どっちが好きかと聞かれると「やっぱり黒い田舎そばだよね」と言ってしまいます。黒いヤツは「丸甚そば」以来の出会いでした。ここは山葵ではなくネギと唐辛子(上の画像の右上に写っています)をつけていた。甘さの少ない出汁ととても合っていました。新潟県に「カンズリ」が薬味の蕎麦屋さんがありますがそんな感じでした。

 蕎麦湯はトロトロ系。これも好きなヤツです。幸せな時間でした。ごちそうさまでした。

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