そばきり 喜蕎八(ききょうや)

 富士見町の南の端、川を渡るとすぐ小淵沢のアウトレット。車で坂道をどんどん登った丘の上。そんな場所にこの蕎麦屋さんがあります。看板を見逃すと普通の民家のような建物です。八ヶ岳山麓のすそ野のとても見晴らしの良い場所に建っています。この日は生憎雲に隠れてしまっていましたが甲斐駒ヶ岳がしっかり見えます。そして、方向的には富士山も見えるはずです(確認はできませんでしたが・・・)。お店の後ろ側にはもちろん八ヶ岳も見えます。

 店の中はシンプルですが、落ち着いた雰囲気です。窓からもは整えられた庭園とその向こうに南アルプスの山々が見えます。お座敷の大広間とテーブル席の部屋があり、足腰の悪い母親も一緒なのでテーブル席に案内してもらいました。

 メニューの最初のページに「喜蕎八(ききょうや)」の店名の由来(?)が書いてありました。「蕎麦が喜ぶ八ヶ岳」から命名されたようです。

 最近の我が家のブームは、蕎麦屋さんのメニューに卵焼きがある時はそれを注文してみんなでつっつくことです。蕎麦屋の卵焼きって、出汁が効いていて美味しいですよね。メニューを見て頼んでみました。「甘いのと甘くないのとどちらにしましょうか?」と注文の時に聞かれたので、すかさず「甘くない方でお願いします」と答えました。

 しばらくして卵焼きが出てきました。でかい!。3人なので4個ずつ食べようと思ったのですが、母親が2個でいいと言うので、妻と5個ずつ食べました。食べて見ると、出汁が効いていてすごく美味しい。次から次へと箸が進み、ペロっと食べてしまいました。  

 蕎麦はもりそばを注文しました。グルメサイトでは更科系の蕎麦と田舎風の蕎麦を食べ比べるメニューがあると書いてあってそれを頼みたかったのですが、ありませんでした。コロナの関係でメニューを絞って営業しているのだと思います。出てきたのは更科系の白い蕎麦。何もつけずに食べて見ると、蕎麦の香りが口と鼻に充満してくる感じでとても美味しい。出汁は要らないなと思いつつも出汁をつけて食べて見ると、これがまた美味しい。自分好みの少し辛い出汁。十分に満足しました。

 デザートは、そば茶のブリュレ。上品な甘さでそば茶の風味もありありました。

 

 そう言えば、富士見町で蕎麦屋へ行って外れたことがまだ一度もありません。

 別荘が完成して富士見に滞在するようになったら、蕎麦屋にばかり行くことになりそう・・。

  

  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です