この場所にたどり着くまで ⑧

10月31日(土)

ついに契約の日が来た。午後3時より。場所は「富士見森のオフィス」。

午前中は夫婦で現地へ。まずは お隣さんへ挨拶に行った。奥さんに今日契約することを伝え手土産を渡すと、「コーヒーでもどうぞ」と家の中へ案内された。まさにあこがれていた別荘の生活がそこにあった。ここでの生活についていろいろ話を伺った。特に印象的だったのは、薪ストーブと小上がりの和室。薪ストーブは設置したいと思っていたものの、薪の調達の問題や経済的な不安があって二の足を踏んでいたが話を聞いて無理なくやれそうだとわかり不安が解消。小上がりの和室はそれまで考えに無かったが、ここで見せてもらって設置を決めた。年老いた母や義母をここに連れて来たときに寝室として使えるし、将来自分達が足腰が弱くなった時にも何かと便利に使えそうだと感じた。ウッドデッキで八ヶ岳を眺めながらコーヒーを飲み、楽しくおしゃべり。来年はこんな生活ができると思うと胸が高鳴った。

富士見森のオフィスへ行く途中、KAGOME野菜生活Farmのレストラン「IL FAGGIO(イル・ファッジョ) で昼食。ピザのコースとパスタのコースを二人でシェア。地元の食材やカゴメ特性の「野菜だし」をふんだんに使った本格イタリアンというふれ込み通り、高原野菜が美味しかった。

富士見森のオフィスに着いたのは2時過ぎ。ちょっと早すぎたが通された会議室で少し休憩。ウトウトしていると時計は3時。ノックの音。ドアを開けると業者さん、宅地建築取引士さん(実は業者さんの奥さん)、司法書士さん、売主さんが入ってきた。(つづく)