井戸尻史跡公園

 富士見駅前の「井戸尻マジスゲェ‼︎」の幟でずっと気になっていた井戸尻考古館に行きました。

 ところが・・・。なんと休館日でした。ホームページを一応確認したつもりだったのですが、「休館日 月曜、休日の翌日、年末年始」の休日の翌日を見落としていました。今日は11月4日の金曜日、文化の日の翌日でした。残念~。

 子供の頃、縄文人は狩猟民族で弥生人は農耕民族と習いました。だから農耕の始まりは弥生時代からと思っていました。しかし、最近の研究では縄文時代の中期頃からサトイモや雑穀類が栽培されていたことが分かってきました。4〜5000年前の井戸尻縄文遺跡から高度に発達した農耕用石器が発掘され、縄文時代に農耕が行われたことが実証されました。井戸尻マジスゲェ‼︎。いろいろそのあたりの資料を見たかったのに・・・。また、日を改めて考古館に訪れる事にします。

 井戸尻考古館の隣には歴史民俗資料館がありますが、ここも休館でした。

 建物には入れなかったので井戸尻史跡公園を散策することにしました。公園は広い敷地にあるのですが、実際に風景を見渡すと境界線が分かり辛く周辺の田畑や建物までも公園のように見えます。公園案内の看板です。

地図を見るとこの道の右奥に竪穴式住居があります。少し見えているのですが分かりますか?天気が良いので青空の下で歩くのが気持ち良かったです。

 竪穴式住居に到着です。この日はこの地区の小学校が休みだったようで、数人が竪穴式住居に出たり入ったり、校庭の遊具のように遊んでいました。

 竪穴式住居の入口方向から。

 後ろから。向こうに見えるのは南アルプスです。今回はおぼろげに見えただけですが、左方向(南方向)に富士山も見えます。縄文人も同じ風景を見ていたのかなあ。

 入口はかなり狭いです。大人だと這って入るしかありません。注意の看板が2つもあります。頭をぶつける人が続出するのも納得の狭さです。

 入口は狭いけれど内部は広いです。大人が立っても大丈夫です。囲炉裏もありました。縄文人はここで煮炊きをしていたのでしょう。

 内部から見た入口方向です。光はここからしか入ってきません。曇りや雨の日はかなり薄暗そうでした。囲炉裏の火があるから大丈夫なのかな。

 

 大発見!!縄文時代に水車小屋があった!!

・・・・・・・・そんなはずはありません。ちょっと紛らわしいですね。井戸尻遺跡には湧水群があります。縄文人が煮炊きや土器作りに利用するためこの場所を選らんだのではないかと言われているそうです。この場所が公園として整備された時に牧歌的な田園風景を演出するため水車小屋が作られたようです。

 井戸尻湧水群を利用して作られた植栽田です。6月、7月になるとスイレン、アヤメ、古代ハスなどが開花をするそうです。緑豊かなこの場所で咲く花々は美しいに違いありません。ぜひその時期に訪れたいものです。

 

 

 

 ちなみに・・・、山々に囲まれたのどかな田園風景、この素敵な場所に我々夫婦を誘ったのは下の幟です。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です