紅葉の季節が過ぎ冬支度を始めた富士見、とにかく寒いです。建築途中の別荘は、暖房設備がまだ機能していません。この日は雲が多く、太陽も顔を覗かせてくれません。こんな場所に嬉しそうに何時間もいるものだから体は冷え切ってしまいます。いくら蕎麦好きの夫婦でもさすがに冷たい蕎麦は・・・という季節になってきました。
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昨日、「昼はどうする?」と聞いたところ突然「ほうとうが食べたい」と言い始めました。先週の大河ドラマ「青天を衝け」で、渋沢栄一が前アメリカ大統領を自宅に招いて「煮ぼうとう」をふるまうシーンがありました。どうやら妻はそれに影響を受けたようです。「ほうとうは山梨だよな。」と思いつつ早速ネットで調べたところ、山梨県の「甲州ほうとう 小作」が諏訪インターのすぐそばで出店していることを発見し、そこへ向かうことになりました。
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店に到着するとお客さんがいっぱい。さすが山梨県で有名なほうとう専門店。名前を書いて待つこと15分、やっと囲炉裏の席に通されました。靴を脱いで畳の部屋に上がり、ほとんどの席が座敷席で囲炉裏の席だけが掘りこたつ形式になっていました。
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メニューは、イチオシの熟瓜(カボチャ)ほうとうをはじめ、豚肉ほうとう、ちゃんこほうとう、鴨肉ほうとう、茸ほうとう、あずきほうとう、猪肉ほうとう、馬肉ほうとう、すっぽんほうとう、・・・。いろんなトッピングのほうとうがあり目移りします。
いろいろ考えた末に僕はちゃんこほうとうを、妻は鴨肉ほうとうを注文しました。
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僕が注文した「ちゃんこほうとう」です。海老、帆立、鱈などが入っていました。
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妻が注文した「鴨肉ほうとう」です。
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冷え切った体に、味噌味のスープが染み渡ります。特に野菜が美味しい。特にカボチャが最高です。カボチャはホクホクしていて甘い。大きくてボリュームがあります。妻はカボチャをつぶして、味噌のスープに混ぜこむと美味しいと言っていました。ほうとうももっちりしていて食べ応えがあります。やっぱりほうとうは、「麺」と「味噌」と「カボチャ」です。トッピングも悪くはないけれど、プレーンのカボチャほうとうには勝てないような気がします。冷えた体が暖かくなり、心も充たされました。
ごちそうさまでした。
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