別荘付近で道祖神を見つけた

 富士見町のある長野県一帯には、石造物が点在しています。安曇野の道祖神は有名で貴重な観光資源になっているようです。

 さて、この写真は前回富士見に来た時に撮った石造物です。最初にこの土地に来た時に業者さんに「馬頭観音だよ」と教えてもらいました。このあたりには昔、街道が通っていたそうです。

 よくわからない文字が書いてあるだけなので、本当に馬頭観音かどうかはわかりません。ウイキペディアによると「近世以降は国内の流通が活発化し、馬が移動や荷運びの手段として使われることが多くなった。これに伴い馬が急死した路傍や芝先(馬捨場)などに馬頭観音が多く祀られ、動物への供養塔としての意味合いが強くなっていった。なお、馬頭観世音の文字だけ彫られた石碑は、多くが愛馬への供養として祀られたものである。」ということなので、これもその一つなのかもしれません。

 そして今回、馬頭観音がある坂道を少し下って行った場所で双対道祖神を見つけました。

「双体道祖神は一組の人像を並列させた道祖神。双立道祖神の呼称も用いられたが、座像や臥像の像も見られることから、「双体道祖神」の呼称が用いられる。双体道祖神は中部・関東の長野県・山梨県・群馬県・静岡県・神奈川県に多く分布し、東北地方においても見られる。山間部において濃密に分布する。」ということだそうです。2016年に大ヒットした映画「君の名は」にも双対道祖神が登場していたそうです。

 双対道祖神には、並立型(男女が離れて立っているもの)、添立型(男女がぴったり寄り添って立っているもの)、握手型(男女が手を握り合っているもの)、抱擁型(男女が抱擁しているもの)、対面型、跪座型、合掌型、肩組型、祝言型、接吻型、欲情型、交合型など様々な種類があるようです。 今回見つけた双対道祖神は握手型でしょうか。

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