GW、5日目は快晴

 朝のキャンディの散歩の後、富士見の町へ買い出しに行きました。スーパーでバーベキュー用の食材を買っている集団、コンビニでトイレに並んでいるファミリー、そういった人達を見ると世間が大型連休に突入している事を実感します。

 ゴールデンウィーク中、はっきりしない天気が続いていましたが、今日は文句無しの抜けるような青空。別荘でのんびりゆったり過ごすつもりでいたのですが、どこかに行きたいという気持ちがふつふつと湧いてきます。

とは言うものの、今日は諏訪大社上社の御柱の里曳きの日。茅野方面に向かえば渋滞や交通規制に出会いそうです。観光地は3年ぶりの規制なしのゴールデンウィークで人、人、人で溢れているはずです。人が集まらない観光地は無いのかな…。

 結局、昨日ストーブ生活に薪を調達する時に見かけた神社に行って見ることにしました。乙事諏訪神社です。調べてみるとこの神社は諏訪大社の建物を移築したもので、乙事は「おっこと」と読みます。

 ジブリ映画「もののけ姫」に登場する白い四本牙の猪神「乙事主」の名前の由来はここの地名にあるそうです。「エボシ御前」「甲六」も富士見町の地名に由来しています。何でも宮崎駿監督の別荘が富士見町にあって何度も訪れて気に入っていた事からキャラクターの名前になったそうです。さらに言えば、「風立ちぬ」で主人公の菜穂子が療養する病院が「富士見高原療養所」(ということは、堀辰雄が実際に療養した場所も富士見町ということに…)、「千と千尋の神隠し」の冒頭のシーンに富士見町の「とちの木」という地名が登場するそうです。

 話が逸れてしまいました。元に戻します。

 この日訪れた乙事諏訪神社です。住宅地の中にひっそりと佇んでいました。

 ゴールデンウィークというのに人影はありません。桃山様式の本殿を持たない諏訪神社造りという貴重な建築様式です。

 由緒書です。文字が薄れて読みにくい状態ですが、ネットで検索すれば読みやすいものが出てきます。

 詳しいことはわかりませんが、細やかな彫刻が施されていて、華やかな感じがします。丸い柱も珍しいらしいです。

 お参りをした後、清々しい気持ちになってかなりの長時間拝殿を眺めていました。

富士見町について、まだまだ知らないことがいっぱいあります。八ヶ岳ばかりに目が行きがちですが、文化や歴史にも焦点をあてて紹介して行きたいと思った一日でした。

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